テレワーク大全 の感想
遅くなりましたが、新年あけましておめでとうございます。
「~大全」という名前ですが、ライフハック大全の著者とは別人です。
コロナ対策として注目されているテレワークについて、
実態と課題について対策も紹介しながら解説している本です。
メリットも挙げながら、全体的にはテレワークを勧めています。
テレワークの実態
本書では約3千人のアンケート結果から実態について解説しています。
- 利用率は約75%であり、業界別では情報・通信サービス・金融が高く(週5以上のテレワークが半数)、建設と流通・物流・運輸が低いこと
- 生産性については、変化なし(100%)が24.8%、少し上がった(100~120%)が8.4%、凄く上がった(120%以上)が3.9%であり、それ以外の割合(下がった)は60%以上であること
- しかし、仕事の支障については、あまり支障は無いが98.3%、まったく支障は無いが13.6%であること
を紹介しています。
私の会社も昨年からテレワークが始まりました。
生産性については判断が難しいのですが、本書のアンケート結果と同じように意外と支障なく仕事が出来るんだな、と驚きました。
テレワークの課題
本書では5つの課題とその対策を挙げています。
- コミュニケーションの課題
→メールではなく、ビジネスチャットで気軽にコミュニケーションを行うこと。
また、メンバー間で忙しい/忙しくないを表現するためにプレゼンス機能を活用して適切なタイミングで連絡すること。
- 捺印、決済、発送、受領といった書類仕事が出来ない課題
→ペーパーレス、デジタル化を進めて極力書類を減らしていくこと。
- 心身の切り替えが難しい課題
→一人で仕事が出来る環境、時間を作ること。
- 自宅でスペースが確保できない課題
→折りたたみ机や椅子、またはスタンディングデスクを活用すること。
- 怠けてしまう/働きすぎてしまう課題
→勤怠管理ソフトや定期的な進捗確認の場を設けること。
職場という空間に集まって仕事をすることで、生まれていた連帯感が薄まり、孤独感が強まるといったデメリットはあると思います。
一方で、通勤時間が無くなるというとても大きいメリットがあるので上手く取り入れていきたいですね。
最後までお読み頂きありがとうございました。
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